2006/04/01
田所昌幸編(有斐閣, 2006年)
「七つの海」を支配し大英帝国を支えたといわれるロイヤル・ネイヴィー(イギリス海軍)とは、どのような国家制度であったのか。19世紀のロイヤル・ネイヴィーは、急速な技術革新の波やイギリス社会の大変動、戦略環境の変化に応えつつ、奴隷貿易を取り締まり、ライバルたるフランス海軍や台頭するビスマルク・ドイツに備えなくてはならなかった。ロイヤル・ネイヴィーに注目し、ナポレオン戦争終結から第一次世界大戦勃発に至る時期の、イギリスの盛衰とイギリス外交、イギリスが主導した国際秩序「パクス・ブリタニカ(イギリスの平和)」の実像に迫る。
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