top of page
  • hosoyakeiooffice

なぜ人権外交が重要視されるようになったのか:戦後日本外交の歴史から回顧する

2021/08/18

いま、人権外交が注目されている。もちろん人権の重要性への認識は今に始まったわけではなく、1948年12月に採択された世界人権宣言や、日本が79年に批准した国際人権規約などに見られるように、それは戦後のリベラルな国際秩序の基盤として冷戦期から冷戦後の世界に至るまで、国際社会で重要視されてきた規範である。とはいえ、日本外交を考える上でこの問題がその中核に位置するようになってきたのは、比較的最近のことである。それにはどのような理由と背景があるのか、そしてなぜ現在の国際社会においてこの問題が従来以上に重視されるようになったのか。ここでは、現代国際社会における人権という規範の位置づけの変遷と、日本外交におけるその位置づけを概観することにしたい。(続きを読む

閲覧数:1回0件のコメント

最新記事

すべて表示

【インタビュー】福島処理水:「私は当事者そのもの」ー海洋放出の安全性、必要性を訴えてきた細野豪志・元環境相に聞く『nippon.com』

2023/12/13 東京電力福島第一原発事故の対応に首相補佐官、担当閣僚として当初から関わり、近年は処理水の海洋放出に向け「安全性、必要性」を強く訴えてきた細野豪志・衆院議員。細谷雄一nippon.com編集企画委員(慶應義塾大学法学部教授)がインタビューし、これまでの経...

Comments


bottom of page