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主権回復70年 戦後の国際秩序の維持確認を『産経新聞』

更新日:2022年6月20日

2022/04/28

日本が1952年のサンフランシスコ講和条約発効によって主権を回復してから28日で70年となった。日本が戦後、平和と繁栄を享受してきたリベラルな国際秩序は今、ロシアによるウクライナ侵略という深刻な挑戦を受けている。この秩序が衰退すれば、平和国家としての戦後日本の基盤が動揺する。それを防ぐことが日本の役割だ。 日本は明治維新後、アジア諸国が欧米の植民地となる中で近代国家への道を歩み、先人の大変な努力によって主権と独立を維持してきた。第二次大戦後、講和条約に署名した元首相の吉田茂は外相時代、毎朝散策し、廃墟(はいきょ)の東京を目に焼き付けて復興を誓った。そして日本は自由主義陣営の一員として連合国の占領から独立し、安定と繁栄を実現した。 続きを読む

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