top of page
hosoyakeiooffice

核の「使う兵器」化、ウクライナの教訓『産経新聞』世界を解く-細谷雄一

2022/10/27

宮下 日出男


ロシアと北朝鮮、中国の核兵器を巡る新たな動向は国際秩序に革命的な変化をもたらしている。「使えない兵器」だった核が「使う兵器」と認識されるようになり、その使用が現実問題として迫っている。日本はこの変化を前提に、対処を検討せねばならない。

ウクライナ戦争の局面は同国4州をロシアが併合したことなどで、大きく変わりつつある。ロシアは通常兵器による攻撃に対しても「国家の存在が危険にさらされる」場合の核使用を認めている。劣勢に立たされる中、4州を「国土」とみなし、核兵器を使う可能性は著しく高まった。

人口希薄な地域への戦術核投下など核の限定使用で「加減された損害」を与えて敵の継戦意思をくじき、他国の介入も阻む。「エスカレーション抑止」と呼ばれるロシアの戦略だ。核は核の報復を招き、自らも壊滅的打撃を受ける恐れから「使えない兵器」とされてきた。だが、ロシアは10年ほど前から「使う兵器」と位置付けてきた。(記事を読む


閲覧数:4回0件のコメント

最新記事

すべて表示

【インタビュー】福島処理水:「私は当事者そのもの」ー海洋放出の安全性、必要性を訴えてきた細野豪志・元環境相に聞く『nippon.com』

2023/12/13 東京電力福島第一原発事故の対応に首相補佐官、担当閣僚として当初から関わり、近年は処理水の海洋放出に向け「安全性、必要性」を強く訴えてきた細野豪志・衆院議員。細谷雄一nippon.com編集企画委員(慶應義塾大学法学部教授)がインタビューし、これまでの経...

Comments


bottom of page