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谷一巳『帝国とヨーロッパのあいだで ーイギリス外交の変容と英仏協商 1900−1905年』(勁草書房、2021年)

2021/12/09

おそらく日本語でのイギリス外交史研究の著書史上、もっとも装丁が美しく品格がある(私の主観)、谷一巳博士の初めての著作、『帝国とヨーロッパのあいだで』(勁草書房)がまもなく刊行されます!

谷君は、10年少し前に私がプリンストン大学に在外研究に出ているときに、日吉で、私の代わりに講義をお願いしておりました君塚直隆さんの洗練された西洋外交史の講義に完全に魅了され(あまり話すのが得意ではなかった谷君には、君塚さんの講義でのトークは圧倒的であった)、君塚さんの演習も履修し、その後君塚さんが慶應の専任教員ではなかったために、やむをえずに私のゼミに参加。(続きを読む

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